洗濯機の原因

洗濯物が湿っているとすぐにカビ菌が増殖してしまうとお話しましたが、カビ菌が増殖するのは洗濯物だけではないのです。そうです、洗濯機の側でもカビ菌は増殖するのです。その場所は洗濯層で、やはり同様にカビ菌の温床となりがちなのです。
洗濯機は常に水を使う家電ということで、その内部を毎日しっかり洗って乾かす作業などは日常的にはかなり難しいことです。洗濯物と洗濯層の2つともが要因ともなると大変です。一度臭い菌が発生してしまったタオルや衣類は、日常的な使用ではそれほど気になる臭いにはなりませんが、一度水に濡れると再度嫌な臭いを放ちます。洗濯後すぐ、まだ乾ききっていない時に臭いが強くなるのはその為なのです。
一度臭いがついたものは、しっかり殺菌処分しないと、その後何度も天日干ししても、その臭いは消せなくなります。
洗濯層に話を戻しますが、意識して洗濯層をカビ菌から守ろうとすれな、もちろん実践は可能です。洗濯層にはカビ菌を防ぐ洗剤を使う手もありますし、湿気がこもらないよう、洗濯後にふたを開けておくのも効果的です。こうしたちょっとした対策だけでも効果は認められます。
重曹を使うのもいい方法です。重曹はスーパーや薬局、食品コーナー、掃除コーナーにも並んでいる安価で便利なアイテムです。重曹は、スプーン3~4杯程度、臭いが強いと思うなら5杯程度を、普通の洗濯用洗剤と一緒に洗濯機に入れて、「頑固汚れモード」などのすすぎを多目にやるコースで洗濯機を回してください。終了後はすぐに干して殺菌をします。